面接後の通知は?帰化許可申請の面接について解説

日本で帰化許可申請を行うと、必ず面接があります。面接後、結果がでるまで時間がかかります。「帰化許可申請後はどういう流れかわからない」「面接後の注意点を知りたい」など、気になる方もいるでしょう。今回は、帰化申請での面接と、面接時間と基本事項などについて解説します。

帰化申請での面接について

帰化申請から約2〜4ヶ月後に面接があります。面接は15歳以上の申請人が受けることになります。

平日に行われますが、時間や質問内容は、申請者によってそれぞれ異なります。

しかし、提出された書類が本当であるのか、申請者の状況と書類の整合性、日本人として認められる日本語能力はあるかなどを面接で確認することになります。

一般的な質問事項は以下のとおりです。

・本国の家族、日本の家族について

・日本国籍を取得する理由

・現在の住まいについて(持ち家・賃貸など)

・職歴や転職の理由、現在の職業など

・婚姻の経緯や子供の有無

・給与明細と収支の照らし合わせ、今後の見込みなど

・年金保険料・税金の支払いなど

・母国への帰国頻度など

・家族以外の同居人がいる場合,その同居人との関係性や収入について

・自動車の運転に関すること

申請人によって帰化の目的などが異なるため、面接の内容もそれぞれの状況に応じて実施されます。

・生計要件について

生計要件については厳しく審査される傾向にあります。たとえば、税金を滞納することなく適切に納めているかどうか、公的年金の保険を納付しているかなどです。

・日本語能力の確認

日本で生活するには、​​日本語の読み書きや日本語を話すことが重要になります。

一般的には小学校3年生程度の日本語能力が必要とされていますが、申請人の日本語レベルに応じて日本語テストが実施される場合があります。

日本語に不安を感じる方は、事前に勉強しておくとよいでしょう。

面接時間と基本事項

面接時間は30分で終了する方もいれば、2時間程度かかる方もいます。

身分関係に大きく影響すると判断された場合には、その方も一緒に同行するよう求められるケースもあります。

服装は特に指定されていないので自由です。ただし、見た目も審査に影響することもあるので清潔感のある印象が大切です。

面接後は、一般的に6ヵ月~10ヵ月程度で審査結果が通知されます。

まとめ

帰化許可申請の面接では、提出された書類が本当であるのか、申請者の状況と書類の整合性、日本人として認められる日本語能力はあるかなどを面接で確認することになります。

しかし、申請人によって帰化の目的などが異なるため、面接の内容もそれぞれの状況に応じて実施されます。生計要件については厳しく審査される傾向にあります。