【帰化を検討している方に解説します!】帰化申請の検索とは?

帰化申請とは、外国籍の方が日本国籍を取得するための手続きです。申請が許可されれば、申請後約1年で、法務局から通知が来ます。その他にも、申請者本人で検索(確認)する方法もあります。

帰化申請とは?

帰化申請とは、在留資格を持つ外国籍の方が、日本の国籍を取得するための手続きです。申請書・必要書類を法務局(出入国在留管理局)へ提出し、審査を受けます。

なお、日本では「二重国籍」を認めていませんので、帰化申請によって日本国籍を取得した場合、それまでの外国籍を喪失することになります。

帰化申請の流れ

帰化申請の手続きの流れは、次のとおりです

まず、申請者の居住地を管轄する法務局に行って、申請のための必要書類を確認します。訪問する際には、予約が必要です。相談を受けた法務局は、申請者の状況(来日の経緯、在留資格、家族構成、犯罪歴の有無等)を確認します。帰化の要件を満たしている場合には、必要書類を申請者に伝えます。

次に、申請者は提示された必要書類を集めなければなりません。特に入手に時間がかかるのは、申請者の母国の書類です。日本大使館・領事館で入手しますが、場合によっては、本国に帰って取り寄せる必要があります。

そして、申請書、必要書類を持って法務局に行き、担当官に確認してもらいます。問題がなければ、受理されますが、不備や不足があれば、一旦申請書等を持ち帰って、対応することになります。

審査や面接の結果、帰化の条件を満たしていると判断されると、書類が法務局から法務省に送られます。そして、最終的に法務大臣が、許可または不許可の決定を行います。許可の場合は、法務局の担当者から電話連絡がありますので、法務局へ行き、通知書や許可書等を受け取ります。

それらの書類を持って、市区町村役場へ行き、「帰化届」を提出します。
帰化届を出した後に新しい戸籍が編纂されます。なお、帰化の許可は、官報に氏名・住所が掲載されます。

検索方法

ここでは、官報に記載される帰化許可の検索方法をご説明します。

検索方法は、インターネット、図書館で閲覧、販売所で購入の3つですが、ここでは最も手軽な「インターネット」での方法をご紹介します。官報がインターネット公開されており、90日分を無料で閲覧することができます。

確認する手順は、「インターネット版官報(https://kanpou.npb.go.jp/)」にアクセスし、閲覧したい日の本誌と書かれた箇所をクリックします。「告示欄」の「日本国に帰化を許可する件」をクリックします。そして、官報の帰化許可者の「情報ページ」を確認します。「情報ページ」には、その日に帰化が許可された方の情報(住所・氏名)が掲載されています。

申請から許可まで約1年かかりますから、帰化申請から11ヶ月以降の分をチェックします。インターネットで表示されたページは、印刷やPDFに変換できます。ページの右上に、「印刷ボタン」と「保存ボタン」があります。

まとめ

帰化申請の許可は、官報に掲載されています。官報は、市区町村役場の玄関に掲示されますが、「インターネット版官報」での確認が、手軽で便利です。


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