2022-07-012025-10-04

外国人が日本で生活するには、必ずしも日本国籍を取得する必要はありません。

ビザを取得できれば、日本国籍を有していなくても日本に滞在して生活することは可能です。

ただし、ビザは在留期限や活動範囲に制限があるため、将来の進学・就職・家族計画などに影響が及ぶ場合もあります。安定した生活基盤を求める人にとっては、日本国籍取得の検討が有益になることも少なくありません。

しかし、もし日本国籍を取得することができれば、様々なメリットを得ることができます。そこで今回は、日本国籍を取得するメリットを解説します。

日本の戸籍に入ることができる

日本国籍を取得するメリットは、日本の戸籍に入れることです。

外国人と日本人が結婚した場合は、日本人の戸籍の中に外国人の配偶者の情報が記載されますが、配偶者自身が戸籍に入るわけではありません。

日本国籍を取得した場合は、日本人と同じように、配偶者自身が日本の戸籍に入ることができます。

日本のパスポートを取得できる

日本国籍を取得するメリットは、日本のパスポートを取得できることです。

日本のパスポートは世界的に信頼度が高いのが特徴で、様々な国にビザなしで短期滞在することができます。

観光や出張だけでなく、留学やビジネス拡大の際にも大きな利点となります。特に多くの国でビザ免除が適用されるため、国際的な活動を視野に入れる人にとって日本国籍取得は強力なサポートになります。

滞在先でトラブルに巻き込まれた場合に、日本大使館で対応してもらえるのもメリットです。また、日本に滞在していた外国人が出国した場合、原則として再入国の手続きをしなければなりません。

しかし、日本国籍を取得すれば、再入国の手続きをせずに出入りできるようになります。

ビザの更新をする必要がない

日本国籍を取得するメリットは、ビザを更新する必要がなくなることです。

外国人が日本への滞在を続けるには、永住権を有している場合をのぞいて、ビザの更新をしなければなりません。

ビザの更新をするには、入国管理局に行って手続きをする必要があるので、時間や手間がかかるだけでなく、精神的な負担になりがちです。

日本国籍を取得すれば、日本人と同じように、ビザの更新なしで日本に滞在することができます。

自由に就職や転職ができる

日本国籍を取得するメリットは、自由に就職や転職ができることです。

帰化しなくても日本で就職や転職をすることはできますが、多くのビザは就職や転職できる職業が限られています。

さらに、日本国籍を持つことで社会的信用が高まり、住宅ローンや各種融資の審査にも有利になるケースがあります。生活面・経済面の安定を求める場合には、この点も重要なメリットといえるでしょう。

日本国籍を取得すると、就ける職業に制限がなくなるので、自由に就職や転職できるのがメリットです。また、日本国籍を取得することで、国家公務員など、日本国籍のみを対象とする職業に就けるようになります。