2025-07-24

在留資格認定証明書は、外国籍の方が日本で活動するために必要不可欠な証明書です。日本に入国する前に入手しなければなりませんが、交付までにどれだけの期間が必要でしょうか。詳しくご説明します。

在留資格認定証明書とは？

在留資格認定証明書とは、外国籍の方が日本でできる活動の内容に関して、証明する書類を言います。但し、この「活動の内容」とは、観光ではなく、長期的に滞在して日本で仕事をすることを指します。なお、この在留資格認定証明書には、その外国籍の方が日本で活動できる内容（業務内容）が記載されています。従って、記載されている内容以外の活動は、禁止されています。

在留資格認定証明書が必要なのは、日本に在留するために、外国籍の方が日本に上陸するときです。上陸する際には、在留資格認定証明書の他に、パスポートやビザを提示しなければなりません。

在留資格認定証明書は、日本での活動内容や配偶者等に係る身分関係に偽りがなく、日本に在留資格を有していることを証明します。このもし証明書がなければ、日本で行う活動内容に関して、外国籍の方自らが証明できないことになります。従って、外国籍の方が日本に入国する前に、この証明書の入手していなければならないのです。

入手方法

在留資格認定証明書を入手するには、2つの方法があります。1つは、外国籍の方自身が実際に日本に来て、申請する方法です。そして、もう1つは、外国籍の方を雇用する予定の会社等が、本人に代わって日本国内で申請を行う方法です。

ただ1つ目の方法は、外国籍の方自身が、申請のためにわざわざ日本に来る必要がありますので、現実的ではありません。従って、2つ目の方法、採用予定の会社等が、日本国内で代理申請を行う方法が一般的です。

代理人が在留資格認定証明書を申請した後、代理申請をした人宛に証明書が郵送されます。代理人は、その証明書を外国にいる本人に郵送することになります。外国籍の方はその証明書を持って、自分の国にある日本大使館や領事館へ行き、査証の申請を行うという流れです。

なお、この証明書の有効期限は、日本での発行後3ヶ月間です。もし発行日から3ヶ月を過ぎれば無効になってしまいますので、外国籍の方が日本へ行く日を計算した上で、申請しなければなりません。

交付までの期間

最も気になる点である、申請から在留資格認定証明書が交付される期間ですが、この証明書を発行する出入国在留管理局の発表によると、約2～3ヶ月となっています。但し、この機関はあくまでも目安ですから、これよりも短くなったり、あるいは何かの事情で長くなったりします。

従って、外国籍の方を雇用する予定の日本の会社は、ある程度余裕をもって、代理申請する必要があります。

まとめ

在留資格認定証明書は、申請から交付まで約2～3ヶ月かかります。但し、これはあくまでも目安ですから、何かの事情のよっては、これよりも短くなったり、長くなったりします。