注意点は?短期滞在ビザの申請について解説

日本に滞在する外国人は中長期だけではありません。90日以内などの短期滞在ビザも存在します。短期滞在ビザには、いくつかの種類があります。しかし、短期滞在ビザについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、短期滞在ビザの仕組みや注意点について解説します。

短期滞在ビザとは?

日本に短期間滞在して行う観光、保養、スポーツ、親族の訪問、見学、講習または会合への参加、業務連絡その他これらに類似する活動を指します。

短期滞在ビザは「観光ビザ」とも呼ばれています。このビザで来日した外国人は、日本国内で収入を得るための活動はできません。

在留期間については、90日もしくは30日または15日以内の日を単位とする期間です。原則として延長は認められません。

ただし、婚姻や出産など、特別の事情があるときは、延長が認められる場合もあります。

短期滞在ビザには、観光ビザ、親族訪問ビザ、短期商用ビザなどがあります。

観光ビザ

申請は、海外の在外公館(日本大使館・総領事館)で外国人の方本人が申請します。本人の資産状況によっては、数次ビザ(1回の滞在日数30日など)が発給されるケースもあります。

日本との査証免除協定を締結していない国(ロシア、中国、マレーシアなど)については、入国前に取得します。

・親族訪問ビザ

日本に住む親族や知人を訪問するためのビザです。最大90日の滞在が可能となっています。

ただし、イギリス、ドイツ、スイス、メキシコ、アイルランド、オーストリア、リヒテンシュタインについては、最大180日です。

・短期商用ビザ

会議出席や商談、工場視察、展示会訪問、学会参加、インターン、面接、技術指導などを目的として、短期間日本に滞在するためのビザです。

原則として、収入を得る活動を行うことはできません。

最大90日の滞在が可能となっています。ただし、イギリス、ドイツ、スイス、メキシコ、アイルランド、オーストリア、リヒテンシュタインについては、最大180日です。

短期滞在ビザの注意点

短期滞在ビザの申請は、滞在目的を具体的に記入することが大切です。一度、短期滞在ビザを取得できた場合、二度目から比較的簡単に許可されるケース少なくありません。

そのため、許可された活動であるかどうか具体的に記入しましょう。

一方、1度不許可になった場合、6ヶ月以上経過しないと再申請ができないため、注意が必要です。

まとめ

短期滞在ビザは「観光ビザ」とも呼ばれ、90日もしくは30日または15日以内の在留期間が認められたビザです。

短期滞在ビザには、観光ビザ、親族訪問ビザ、短期商用ビザなどがあります。

短期滞在ビザの申請は、滞在目的を具体的に記入することが大切です。用意するべき書類も多数あり、不安な方は専門家にご相談されることをお勧めします。