【不安】なぜ在留資格の更新が不許可になってしまったのか?

在留資格の更新が不許可になる理由

在留資格の更新を申請しても不許可になってしまう理由として、主に以下のものがあります。

・在留資格の更新をするための要件を満たしていない

・不法滞在に関わるなど、在留状況が不良である

・入管法をはじめとする各種法令に違反している

・提出書類に説明不足がある

・以前に提出した資料と今回提出した資料の矛盾がある

在留資格の更新が不許可になった事例

在留資格の更新を申請して不許可になった事例として、以下のものがあります。

・日本語の教育機関に入学するとして、「留学」の在留資格で入国して専門学校を卒業した後、同じ学校の同じ課程で再度勉強したいとして、在留資格の更新を申請した。

申請者の在学や在留の状況に問題はなかったものの、同一校の同一課程で再び教育を受けることに合理的な理由が認められないとして、更新が認められなかった。

・日系3世として「定住者」の在留資格で入国した後、1度目の在留資格の更新が認められて引き続き在留していた。ところが、窃盗と詐欺の罪によって有罪判決が確定した。

有罪判決の執行猶予期間の間に、引き続き在留したいとして在留資格の更新を申請したところ、在留状況に問題があるとして、更新が認められなかった。

・日系3世の配偶者として、「定住者」の在留資格で同じく日系3世である夫とともに入国した。その後、在留資格について2回の更新許可を受けて引き続き在留していた。

日系3世の配偶者として3度目の許可申請をしたところ、入国管理において届けられた住所地が、源泉徴収票上の住所地と異なることが判明した。

実際は源泉徴収票上の住所地に居住していたにも関わらず、在留資格の更新のために虚偽の申請をしていたとして、更新が認められなかった。

在留資格の更新が不許可になった場合

在留資格の更新が不許可になった場合、主に以下のような選択肢があります。

・更新が不許可になった理由を明確にしたうえで再申請する

・在留資格を更新するのではなく、別の在留資格への変更に切り替える

・一旦出国し、入国の際に再び在留資格を取得する

いずれの選択肢が最適かはケースによるので、入管業務に詳しい行政書士などの専門家に相談するのがおすすめです。