不安!何を聞かれる?帰化申請の面接とその流れについて解説

帰化申請から2~3ヶ月すると、担当官により面接が行われます。しかし「どんな服装で行けばいいの?」「どのようなことを聞かれるのか不安。」などと、面接について気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、帰化申請の面接までの流れ、面接時の服装、面接で質問される内容について解説します。

帰化申請の面接までの流れ

・事前相談から帰化申請

事前相談のあと、法務局から指示があった帰化申請に必要な​​書類の収集・作成を行います。

その後、法務局へ出頭し、書類の確認をしてもらいます。

書類等に問題がなければ、管轄法務局にて帰化申請を行うといった流れです。

・担当者の決定、面接の日程調整

帰化申請が受理されると、担当者が決定します。帰化申請から約3ヶ月程度で面接の連絡があり、日程調整を行うのが一般的です。

面接の連絡は、通常、帰化申請書に記載した携帯電話の番号に入ります。同時に追加の提出書類を求められるケースもあります。

面接の日程は、申請人の融通を聞いてもらえる場合がありますが、なるべく早く決定するのが望ましいです。

帰化申請の面接は、15歳以上の申請者が受けなければなりません。15歳未満の方には、面接はありません。

一方、帰化申請を行政書士に依頼した場合でも、行政書士が面接に同席することはできないため注意が必要です。

面接を受けられないケース

帰化申請を行うと、誰でも面接を受けられるわけではありません。審査の上で、書類の不備

や帰化の条件を満たしていない場合、身分上の問題が判明した場合など、申請内容によっては、申請の取り下げが行われることもあります。

面接に行く時の服装

面接時の服装は、基本的に自由です。普段着でも問題ありません。

ただし、最低限のマナーとしてカジュアルすぎたり、派手な服装は控えた方が良いでしょう。

持ち物は、パスポート・在留カード・運転免許証などです。

面接の時間は、15分~1時間など、一人ひとりの内容により幅があります。

面接で質問される内容

質問内容は、明確に決まっているわけではありません。一般的に聞かれる内容は、以下の通りです。

・身分関係のこと

・配偶者と知り合った経緯

・離婚の経緯

・仕事内容、転職時期

・来日の経緯

・海外の渡航歴

・家計の状況、今後の見通し

・​​税金の支払い状況や年金について

・過去の法律違反や前科の有無

まとめ

帰化申請は書類に加え、面接も審査の一部となります。あらかじめ、提出する書類を確認し、質問内容を想定しておきましょう。

面接では、身だしなみを整えて、正直に答えることが大切です。