考えよう!国籍を日本に変更すると名前に関する悩みが出てきます!

外国人が国籍を日本に変更するには、帰化の手続きをして日本国籍を取得する必要があります。

日本国籍を取得すると、日本の戸籍に入れたり、信用度の高い日本のパスポートを取得できたりなどのメリットがあります。

しかし、日本国籍を取得することはメリットだけでなく、デメリットもあるのです。

そこで今回は、国籍を日本に変更するデメリットについて解説します。

国籍変更のデメリット1:通称名を名乗れなくなる

国籍を日本に変更するデメリットは、通称名を名乗れなくなることです。

外国人が日本に居住するにあたって、生活しやすくするために通称名を名乗ることができます。

しかし、日本に帰化した場合は日本人として生活していくことになるので、外国人としての通称名は名乗れなくなるのです。

国籍を日本に変更する際に自分の名前を決めるので、通称名を自分の名前として登録することは可能です。

しかし、通称名ではなく本名や別の名前を登録したい場合は、通称名を登録できなくなってしまいます。

国籍変更のデメリット2:氏名に使用できる文字に制限がある

日本に帰化すると自分の新しい名前を決めることができますが、帰化後に使用できるのは戸籍に使用される漢字(常用漢字)・ひらがな・カタカナのみです。

アルファベットは使えなくなるので、元の名前がアルファベットで表記される場合、アルファベット以外のカタカナなどを使用しなけれなりません。

たとえばMarkさんが国籍を日本に変更した場合、自分の名前をアルファベットで表記することはできないので、カタカナでマークと登録する必要があります。

国籍変更のデメリット3:元の国の国籍を喪失することがある

国籍を日本に変更するデメリットの一つは、元の国の国籍を喪失する場合があることです。

日本は二重国籍を認めていないので、外国人が国籍を日本に変更する場合、基本的に元の国籍は捨てなければなりません。

元の国籍を喪失した場合、自分の国に帰国して滞在するために、ビザを取得しなければならなくなる場合があります。

日本に帰化して問題なく生活できればいいのですが、場合によっては、日本の生活に馴染めずに元の国籍に戻りたくなるケースもあります。

一旦国籍を捨てると再取得するのが難しい国もあるので、国籍を日本に変更するかは慎重に判断することが必要です。