【在留資格認定証明書の疑問】なぜ配偶者ビザは時間がかかるのか?
「配偶者ビザ(日本人の配偶者等)」は、他の在留資格と比べて、申請から在留資格認定証明書の交付までに時間がかかります。この記事では、配偶者ビザの基本、時間を要する理由、審査期間を短縮するためのポインを解説します。
配偶者ビザとは?
配偶者ビザとは、日本人と法律上の婚姻関係にある外国人配偶者が、日本で生活するために必要なビザで、正式には「日本人の配偶者等」という在留資格です。海外に在住する外国人配偶者を日本に呼び寄せる場合には、先ず日本で「在留資格認定証明書」を申請し、交付された後に現地の日本大使館・領事館で、ビザを取得しなければなりません。
このビザの特徴は、就労に関する制限がなく、原則として職種を問わず働くことができることです。そのため、生活の自由度が高い一方で、制度を悪用した「偽装結婚」が少なくありません。
従って、出入国在留管理局(入管)は、申請後に婚姻の実態を厳格に審査します。具体的には、婚姻届が受理されているだけでなく、交際経緯、同居予定、経済的基盤等、多角的な面から確認が行われます。
許可までに時間がかかる理由
配偶者ビザの「在留資格認定証明書」が出るまで、他のビザに比べて時間がかかります。その最大の理由は、「婚姻の真実性」を慎重に判断する必要があるからです。交際期間が短い場合、あるいは夫婦の年齢差が大きい場合には、特に詳細な審査が行われる傾向にあります。
さらに、提出書類の数が多い点も、時間がかかる要因の一つです。質問書、理由書、写真、送金履歴、通信記録等、個別の事情に応じて追加資料の提出を求められる場合があります。これらの書類を確認する作業には、かなりの時間を要します。
また、申請時期による入管の混雑、書類不備による補正指示も審査時間を要する原因です。一度補正が入れば、その分だけ審査が後ろ倒しになりますから、数ヶ月単位で時間がかかるケースも少なくありません。
時間を短縮するには?
配偶者ビザの審査期間をできるだけ短縮する方法は、申請する段階で、完成度の高い書類を提出することです。具体的には、二人の交際から結婚に至るまでの経緯を時系列で分かりやすく説明し、写真や連絡履歴等の客観的資料を適切に添付することが重要です。
また、収入や生活費の説明も重要なポイントとなります。扶養者となる日本人側の収入が不安定な場合には、預貯金や家族からの支援状況を補足することで、入管の不安を軽減することができます。
さらに、申請前に行政書士等の専門家に相談することで、不許可になりやすいポイントを事前に回避できる場合も多くあります。その結果として、補正や再申請を防ぐことができ、手続きの期間を短縮できる可能性があります。
まとめ
配偶者ビザは、他のビザに比べて自由度が高いため、「在留資格認定証明書」の審査に時間がかかる傾向にあります。しかし、婚姻の実態や生活基盤を書類によって丁寧に立証すれば、無用な遅延は防ぐことができるはずです。適格・正確な準備や専門的な視点が、スムーズな許可への近道と言えます。





















