100万円以上あるとプラスかも。配偶者ビザの残高証明はいくら必要?

配偶者ビザを取得するために収入が重要な理由

配偶者ビザを取得するには様々な条件を満たす必要がありますが、その一つが収入です。

配偶者ビザを取得するにあたってある程度の収入が条件とされることを、収入要件といいます。

収入要件が要求される理由は、配偶者ビザを許可するにあたって、外国人が日本で問題なく生計を立てていけるかが重要視されるからです。

もし配偶者ビザを許可した外国人が日本で生計を立てていけない場合、日本の公的扶助の負担になる可能性があるので、生計を立てていけるだけの収入や資産があるかどうかが審査されるのです。

配偶者ビザを取得しやすくするための残高証明

配偶者ビザを取得しやすくするための補助的な提出資料として、残高証明があります。

残高証明とは、銀行の口座にどのくらいの残高(貯金)があるかを示すもので、残高証明が記載された書類を残高証明書といいます。

口座を保有する金融機関に依頼して手続きをすることで、残高証明書を発行してもらうことができます。

配偶者ビザを申請するにあたって、残高証明書は必須書類ではないので、提出することは義務ではありません。

しかし、口座にある程度の貯金がある場合は、残高証明書を提出することで、配偶者ビザの申請における収入要件をクリアしやすくなることが期待できます。

口座にどのくらいの残高があるかは通帳でも証明できると思われるかもしれませんが、通帳はコピーや偽造が容易であるとされ、残高証明書よりも一般に信用性が低くなります。

よって、口座の残高を証明する場合には、通帳のコピーではなく残高証明書を提出すべきです。

配偶者ビザに残高証明はいくら必要か

一般的な目安としては、残高証明が100万円以上ある場合は、配偶者ビザの審査においてプラス評価となるとされます。

しかし、配偶者ビザの審査にプラス評価となる残高証明がいくらくらいかは、夫婦の状況によって異なるので、100万円あれば必ず大丈夫というわけではありません。

また、残高証明が100万円未満の場合でも、配偶者ビザの審査にあたってマイナス評価になるとも限らないのです。

なお、配偶者ビザの収入要件の審査においては、貯金残高よりも、安定した収入があるかどうかが一般に重視されます。

残高証明はあくまで補助的な資料であり、審査においてはある程度の収入が前提になる点に注意しましょう。