なぜダメだったのか?配偶者ビザの更新が不許可になるケースについて

2025-10-04

配偶者ビザとは、日本人(日本国籍を有する者)の配偶者として日本に滞在できるビザのことです。

配偶者ビザには滞在できる期間が設定されているので、期間が切れる前に更新の手続きをする必要があります。

ところが、配偶者ビザの更新の申請をしたとしても、不許可になって更新できない場合があるのです。

そこで今回は、配偶者ビザの更新が不許可になるとどうなるかや、不許可になる理由について解説します。

配偶者ビザの更新手続きとは

永住資格とは異なり、配偶者ビザは無制限に日本に滞在できるわけでありません。

配偶者ビザは1年や2年などの滞在期間が設定されており、期間を過ぎると日本に滞在できなくなってしまいます。

配偶者ビザで引き続き日本に滞在するためには、滞在期間が切れる前にビザの更新の申請をすることが必要です。

ただし、配偶者ビザの更新の申請をしたとしても、必ず認められるわけではなく、不許可になってしまう場合もあります。

特に、初回の取得時よりも更新の審査は厳しくなる傾向があるといわれています。更新の際には、婚姻生活が継続しているか、収入状況や納税状況が安定しているかといった点が重点的に確認されるのです。

配偶者ビザの更新が不許可になるとどうなるか

配偶者ビザの更新申請をして不許可になった場合、現在の配偶者ビザの期限が切れれば、日本に滞在することができなくなります。

引き続き日本に滞在するためには、配偶者ビザの再申請をする方法があります。

再申請をして許可されれば配偶者ビザを取得できますが、審査に時間がかかったり、初回の申請に比べて難易度が上がったりなどのデメリットもあります。

再申請以外の方法として、労働ビザなどを取得できれば、そのビザの滞在資格によって日本に滞在することができます。

ただし、労働ビザに切り替える場合は、就労先の企業が在留資格の要件を満たしているかどうかも審査対象となります。職種や雇用契約の内容によっては認められないこともあるため、事前に条件を確認しておくことが大切です。

素行が悪いと更新が不許可になる場合がある

配偶者ビザの更新が不許可になる原因の1つに、素行が悪いことがあります。

日本に滞在している間に税金を滞納したり、犯罪を犯したりすると、素行が悪いと判断されて、配偶者ビザの更新が不許可になってしまう場合があるのです。

配偶者ビザを更新したい場合は、税金をきちんと納めたり、犯罪をしないことが重要です。

申請内容に矛盾があると更新が不許可になる場合がある

配偶者ビザの更新を申請する場合、様々な書類を提出しなければなりません。

提出する書類の内容に矛盾がある場合、虚偽の申告をしていると判断されて、配偶者ビザの更新が不許可になる可能性があります。

特に、住民票や戸籍謄本の記載内容が、申請書に書かれた住所や婚姻状況と一致しないケースは要注意です。小さな食い違いでも不信感を持たれかねないため、提出前に全ての書類を突き合わせて確認しておきましょう。


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