日本の帰化申請にかかる費用について
外国人が日本で帰化した場合に「帰化申請の費用がいくらになるのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。また、帰化申請の資料収集や手続きが難しく、行政書士に依頼するケースもめずらしくありません。そこで今回は帰化申請の仕組みや 帰化申請の費用相場について解説します。
帰化申請とは?
帰化申請とは、外国籍の人が日本国籍を取得するための手続きのことです。
日本国籍を取得すると、帰化申請をする前の名前のままでも可能ですが、自分で決めた日本の名前を使用することもできます。
帰化申請は自分ですることができます。
帰化申請の費用相場について
帰化申請の費用相場については、自分で手続きを行う場合と行政書士に依頼する場合にわけられます。
自分で手続きを行うケース
法務局に帰化申請の手続きを行う場合は、費用がかかりません。
発行手数料は1通300〜1,000円程度です。
ただし、帰化申請に必要な書類を発行する際、手数料が発生します。
発行手数料は、一般的に1通300〜1,000円程度です。
そのため、帰化申請事態に費用はかかりませんが、必要書類を収集する際は費用が発生します。
行政書士に手続きを依頼するケース
行政書士に帰化申請を依頼すると、報酬を支払う必要があります。
依頼する行政書士事務所によって費用が異なりますが、帰化申請の相場は10〜20万円程度です。
家族や夫婦で依頼する場合は、まとめて帰化申請を依頼すると費用を抑えられるでしょう。
帰化申請の必要書類
・帰化許可申請書
法務局の窓口やホームページにダウンロードすることができます。
帰化許可申請書による発行自体の費用はかかりません。ただし、6ヶ月以内に撮影した写真が必要になります。
・帰化の動機書
法務局や行政書士事務所で取得可能です。居住歴や職歴、身分関係、出入国の履歴などを記入します。
・最終卒業証明書・卒業証書
卒業証明書や卒業証書は、最後に卒業した学校で取得します。発行にかかる費用は、学校により異なります。
一般的には500円程度です。
・在学証明書
日本の学校に通っている方は、在学証明書が必要になります。
・技能および資格証明書
資格を証明する書類です。たとえば、看護師や調理師など、免許や国家資格が必要な職業に就いているいる方に必要です。
・自動車運転免許証写し
日本の運転免許を所有している方は、自動車運転免許証の写しが必要になります。
まとめ
帰化申請の費用相場については、自分で手続きを行う場合と行政書士に依頼する場合にわけられます。
自分で手続きを行う場合は、帰化申請自体の費用はかかりません。ただし、帰化申請に必要な書類を発行する際、手数料が発生します。
行政書士に帰化申請を依頼すると、報酬を支払う必要があります。帰化申請の相場は10〜20万円程度です。