書類が多くて大変かも。日本国籍の取得が難しいとされる理由とは?
日本国籍の取得を検討するにあたって、難易度が簡単か難しいかは重要な要素です。
もし日本国籍を取得するのが簡単であれば、日本に帰化しようという気持ちは一般に強くなるでしょう。
しかし、もし日本国籍の取得が難しい場合は、取得をあきらめようとい気持ちになってしまう場合もあります。
日本国籍の取得については、一般に難しいと言われることが少なくありません。
そこで今回は、日本国籍の取得が難しいと言われる理由について解説します。
日本は二重国籍を認めていない
日本国籍の取得が難しいとされる理由の1つは、日本が二重国籍を認めていないことです。
日本が二重国籍を認めていないため、外国人が帰化して日本国籍を取得した場合、元の国籍は原則として喪失していまいます。
たとえば、A国で生まれ育った外国人が日本に帰化した場合、元の国籍であるA国籍を捨てなければなりません。
生まれ育った自分の国の国籍を喪失しなければならないことは、外国人にとって大きな重みがあることであり、日本国籍の取得を躊躇する理由になります。
数多くの書類を揃えなければならない
日本国籍の取得が一般に難しいとされる理由は、帰化するために多くの書類を揃える必要があるからです。
日本国籍を取得するには帰化の手続きをする必要がありますが、手続きにあたって、数多くの書類を集める必要があります。
書類の中には履歴書や動機書など、自分で作成しなければならないものがあり、書類を作成するだけで手間がかかります。
書類に不備があると指摘された場合は、せっかく作成した書類を書き直す必要があるので、精神的な負担も重くなりがちです。
また、書類の中には日本では用意できず、自国で取得しなければならないものもあります。
書類を自国から取り寄せるだけでも手間がかかりますが、日本語訳もつけなければならないので、更に手間がかかるのです。
数多くの書類を揃えなければならないことは、時間的にも精神的にも負担なので、日本国籍の取得が難しくなる原因となります。
法務局に何度も行く必要がある
日本国籍を取得するのが難しいとされる理由の1つは、法務局に何度も行く必要があることです。
帰化の手続きをするには、基本的に法務局に何度も足を運んで、少しずつ手続きを勧めていく必要があります。
事前相談・書類の確認・帰化のための面談などがあり、その都度法務局に行かなければなりません。
帰化が認められるかが不明なまま、何度も法務局に行かなければならないことは、日本国籍の取得を難しくする要因になるのです。