2022-08-11

外国人が日本国籍を取得するには、日本に帰化することが必要です。

日本に帰化するには所定の手続きが必要ですが、日本に帰化することは難しいと言われる場合が少なくありません。

もし、日本に帰化することが難しい場合は、日本国籍の取得を躊躇してしまうこともあるでしょう。

しかし、帰化することが難しいと言われる理由をあらかじめ知っておけば、手続きをきちんとこなす覚悟を決めることにつながります。

そこで今回は、日本に帰化することが難しいと言われる理由を解説していきます。

日本の帰化が難しい理由1:帰化の手続きに手間がかかるから

日本に帰化することが難しいと言われる理由の一つは、帰化の手続きに多くの手間がかかることです。

帰化の手続きをするには基本的に法務局に足を運ぶ必要があり、インターネットで手続きを完了させることはできません。

しかも、法務局に行くのは一度だけではありません。

手続きに入る前に事前に相談をする・書類に不備がないか確認してもらう・帰化にあたってスタッフと面接するなど、何度も足を運ぶ必要があります。

帰化が認められるかわからない中で、法務局に何度も行かなければならないことは、日本に帰化することが難しいと言われる原因になります。

日本の帰化が難しい理由2:帰化するために多くの書類を用意しなければならないから

日本に帰化することが難しいと言われる理由の一つは、帰化の手続きに多くの書類が必要なことです。

市役所などから書類を取り寄せる必要があるだけでなく、履歴書や動機書などは自分で作成しなければなりません。

もし書類に不備があった場合は再提出しなけれならないことも、肉体的・精神的な負担につながります。

多くの書類をきちんと揃えなければならないことは、日本に帰化することが難しいと言われる理由の一つです。

日本の帰化が難しい理由3:二重国籍を認めていないから

日本に帰化することが難しいと言われる理由の一つは、日本の法制度においては二重国籍が認められないことです。

二重国籍とは、ある国の国籍を保有すると同時に、別の国の国籍も保有できることです。

しかし、日本の法制度は二重国籍を採用していないので、外国人が日本に帰化した場合は原則として、元の国の国籍は喪失しなければなりません。

これまで自分が属してきた国の国籍を捨てなければならないことは、その外国人にとっては非常に重要な事項であり、日本への帰化が難しくなる原因の一つになります。